この度の旅は、浜松の全日本居合道全国段別競技大会に合わせて、企画して見ました。
まずは、九州から出るために北九州新門司港より、阪九フェリーで一泊、夜の間に一気に関西、泉大津まで運んでもらいました。
木曜日に出発して金曜日に近畿地方を回ろうと、朝6時にフェリーは着きまして、朝靄の中、さあ出発。

まずは、橿原神宮(初代天皇である神武天皇が橿原宮て即位したという日本書紀の記述により、明治時代に建てられたということです。)
早朝の朝もやにけむる社殿は広大で荘厳で掃き清められた広場に入ると、身も心も清浄な一日本人として、国家・人類の安寧を祈らざるを得なくなる。そんな雰囲気の中、この旅の安全と、全国大会での武運を祈り、車両ステッカーを購入、御朱印帳への記帳を頂戴して次の目的地へ、

 伊賀上野城を訪ね、続いて甲賀の忍者屋敷。伊賀流・甲賀流の忍術に触れて、次はドロンとばかりに「ひこにゃん」のいる彦根城に向かいました。

国宝である彦根城は現存する天守を持つ12城の一つで16~17年前に一度行ったことがありましたが、その折は彦根城の改装中でよく見れませんでしたので、今回の工程に入れました。化粧直し後の(井伊直弼ゆかり)彦根城は小さいけれども屋根の破風が特徴的な大変綺麗なお城でした。

「彦にゃん」にもシッカリと会ってきました。「彦にゃん」登場! ! にうちのワンちゃんが反応して、犬にとっては不思議な動く「ゆるキャラ」はひたすら吠える対象であった様です。可愛い「彦にゃん」の写真もとって、犬山方面に・・・途中の温泉施設で疲れを取り道の駅「可児ッテ」にて車中泊(2泊目)

犬山城、これも現存する天守の一つで、国宝です。 旧藩主、成瀬家が近年まで所有して個人所有の城で天守の修理にも尽力されて来たと聞きました。維持保存することは大変だとは存じますが、「日本の宝」、我々居合人が奉る日本刀と同じく武士道文化の象徴とも言えます。皆さんで後世に引き継ぐべき大切な遺産です。傷つけることなく守りましょう。

 その後、時代を進めて明治村へ、旧帝国ホテルでコーヒーを戴き、明治の面影を小走りで感じて、昼、名古屋城に、「尾張名古屋は城で持つ」という、大きさに圧倒されエレベーターでさっと上り、下りながらの観覧で走り去って来ました。

さていよいよ全国大会の会場、浜松へ、高速を吹っ飛ばして浜松城の横にあるホテル・コンコルド浜松へ乗り込みました。若干背が高いキャンピングカーのため、駐車スペースにも手間取って、途中ちょこちょこと渋滞にも巻き込まれ時間的に少し遅れてしまいました。(申し訳ありませんでした) 打ち合わせ会議の自分の点呼に若干遅れてしまいましたが、無事打ち合わせ内容は把握できました。その後前夜祭をへて、また本日の宿泊地として、温泉施設で温泉に浸かりシッカリと疲れを取って、あすの大会の会場(浜北総合体育館)の近くで車中泊(3泊目)

さて、大会当日は6時に起床、犬の散歩や朝食を済ませて、8時に会場へ、車を駐車場へ停めて、羽織袴、刀を持って会場へ、着替えを済ませて、開会式へ、大会中は我が道場より参加した3選手と九州地区の参加者を横目に確認しながら、打ち合わせ通りの役職を全うして、残念ながら輝かしい成績とは行きませんでしたが、それぞれに昨年より実績や納得の行く結果を残すことが出来て、収穫も多かったのではないかと思う大会でした。また、久しぶりに会う同好の士である、全国より集いし諸先生方と旧交を温め合える、いい機会を頂戴して、幸せな時間を過ごすことができました。今回は浜松ということで、東海地区の皆様には大変なご苦労であった事と拝察致しますと共に心より感謝申しあげます。来年もまたよろしくお願い致します。大会風景を紹介します。同行した妻に撮ってもらったものです。(感謝)

 大会後に浜松城を訪ね、そのまま渥美半島の先端の伊良湖岬の道の駅を目指し、途中例よって温泉施設に寄り道、食事を済ませ目的地に到着、そのまま就寝。(4泊目)

 翌日は朝一のフェリーで伊良湖岬から鳥羽へ渡りました。オープンと同時に鳥羽水族館を観光して、その後、伊勢神宮(外宮)を参詣、第62回神宮式年遷宮の御札を頂き、御朱印も頂戴してこの旅の終りを締めくくる感謝のお祈りをして参りました。

 

 あとはフェリーに乗り遅れるんじゃないかと泉大津を目指して、ひた走り、最後から5台目くらいで辛うじて間に合いフェリーに乗って無事に九州へ帰り着きました。

最後に黒田勘兵衛ゆかりの中津城、をみて都合6個のお城を訪ね。「強者共の夢」を感じて帰ってまいりました。今回、彦根城・犬山城と2つの現存天守をもつ城を周り、今までに廻った姫路城・松江城・松山城・備中松山城・高知城・宇和島城と合わせて8つを制覇する事ができました。あと残るは弘前城・丸岡城・松本城・丸亀城の4つとなりました。他の城や城址・城下町も含めていづれ訪ねて見たいと思っています。
今回の移動距離はフェリー移動を除き(走行距離)は1400kmでした。車の運転が苦にならない私としては、平均1日300km足らずの工程でしたので、快適にドライブして来ました。
これも、我が居合メンバーの山口・天野、両医師に相談して、持病であった頭痛の解消が有ったからに他成りません。両医師に感謝です。