この度は、島根・鳥取を周りました。

1日目は夜に出発して行ける所までということで、長崎を出て、関門海峡を渡り、中国自動車道の鹿野SAで力尽きる前に就寝、

2日目朝目覚めてワンちゃんのおしっこタイムを済ませて早々にスタートして、安佐SAにて朝食、観光案内に立たれていた広島の方にパンフレットや紅葉まんじゅうを頂戴して次の目的地、しまね海洋館アクアスをナビに設定などして、リスタート、先ずは島根県浜田まで高速道を使って、あのバブルリングのシロイルカを見たくて、島根県立しまね海洋館アクアスに行きました。開館したばかりの時間で、ワンちゃんは車に留守番をさせて、いろんな魚を見ながらも気持ちはシロイルカのバブルリングにはやりますが、水槽のスズキをみて水族館でスズキを見たのは初めてで、テンションを上げつつシロイルカの待つプールへ・・・・ショウも丁度始まって、ぷよぷょの体を持ち首をカクカクと動かしてうんうんと頷いたり、いやいやと横に振ったり愛嬌たっぷりの仕草で、観客を癒してくれました。いよいよバブルリングのお披露目ですが調教のお姉さんからアクアラングの泡をお口に入れてもらって大きな体におちょぼ口を作って、プッと吹き出すとバブルリングが我々の方に向かってきます。何ともかわいらしく、またマジックリングと称して大きな輪を鼻というのか呼吸口の方?からフワッと噴出すパフォーマンスも綺麗でしたし、なんだかバブルリングのようにホワッとした気分なって水族館を後にしました。

さて次は、前にバス旅行で来たときには寄らなかった世界遺産の石見銀山へ行きました。時間の都合と体力の都合で一部のみ観光させていただきましたが、駐車場の整理をしていた、おじさんがワンちゃんと旅する軽キャンに近づいて来られて、しばらくはワンちゃん談義、その後何処に行ってきたか?何処から来たか等、話しながら石見銀山の広さや内容を教えて頂きながら話を聞いているとおじさんが急に一寸待っててと立って行ったのですが、帰ってきたら石見銀山のDVDを持ってきて「これを見なさい」とくれました。世界遺産の取得に合わせて編纂されたもののようですが、頂き物をして我が家のワンちゃんが取り持った不思議な縁に感謝です。

次は以前に来た出雲大社は遷宮が終わってまた来ようと心に決めて、通過して宍道湖周辺を回って松江城に行きました。松江城は現存する12天守のうちの一つで重要文化財に指定されており、内部の床板や階段の木材が角が丸くなっていたり、柱に寄木で補強がされていたり木が持つ柔らかさや重厚さを十分に感じることが出来ました。城を取り巻く堀を遊覧船が行き交い松江の城下を堀から散策できる。残念ながら時間的にゆとりが無くと言うか、船が苦手な同行者でこれは、断念して目的の一つである。カニを探しに行くことにしました。

その後、私の職場のみんなへのお土産の調達に境港へカニ・カニ・カニと横ばい状態で探し回りのましたが、もう夕方になり時間的にも店が開いていない状況で、大きなスーパーマーケットに飛び込み情報収集。まだ開いてるかもしれないと「境港おさかなセンター」を教えてもらって駆けつけるも店は終了。たまたま店舗の片づけをしていた方を見かけて、車を寄せて声をかけました「カニ・カニ・カニは居ませんか?」なんだかニヤッと笑われてしまいながらも無理を承知で見せてくださいと談判。なんと快く連休に入ったばかりで活物入荷がないので、冷凍物を見せて頂きながら「この大きさで幾ら・幾らと数種類を見せて頂き、入荷してからで良いので送って頂くように手配をお願いして、クール宅急便の書き込みをして支配を済ませて、お願いをしてきました。おさかなセンターの景山水産の○○様、お送りいただき、さっそく職員にも配ってみんなで頂きました。美味しかったです。

さて、お土産の調達が済んでほっと一息して、今日の疲れを取るために皆生温泉へと足を向けて再出発、もちろん当てがある訳でもなく皆生温泉街へ侵入してトロトロと車の突き当りまできて、お客様のお出迎えをされていた方に、立ち寄り湯は出来ますかと尋ねると、今なら大丈夫ですよと駐車場にもサッと案内され、ひときわ大きなホテル(皆生グランドホテル天水様にお世話になりました)のロビーへと行きまして、フロントで立ち寄り湯の旨伝えると、「はいどうぞ」ということでバスタオルとタオルセットを頂戴して大浴場へ本日の疲れを温泉のお湯に溶かして流してスッキリとして、再度車に乗り、食事を求めて走り出して、大変なことになりました。道路沿いにドライブインやファミレス等を考えていましたが、大変な思い違いをしていました。出る時はまだ暗くなったばかりでもう少し先でと考えたのが運の尽き、だんだんと深まる闇に人家も途切れ、ますます田舎になっていきました。情報収集をとコンビニをやっとのことで見つけて飛び込み、この先道の駅までに食事が出来るところは?返事は想定の通り「ありません。この辺りは8時位になると何もありません」とのことで、今晩はコンビニ弁当で夕食と相成りまして、山陰道の「道の駅ポート赤崎」に到着しても店も閉まってますし、就寝の準備をして「おやすみなさい」ということになりました。

さて、3日目は、ポート赤崎で目覚めもさわやかにまあまあ立派な道の駅でしたがワンちゃんの散歩をさせて、朝食を済ませて、いざ出発、目的地は鳥取砂丘、以前来たときは家内の足が痛くて砂丘に上って日本海を眺めることは叶いませんでした。今回の旅の目的の一つになる砂丘での歩行は天候にも恵まれて犬連れでもあり何とも満足のいくものでした。トイプーのプリンちゃんは砂丘の砂の感触が余程気持ちが良いのか、飛んで跳ねてはしゃぎ回っています。日本海を砂の山から見下ろして、また近くに見えても結構遠く足を砂にとられながらも遭難もせずに帰り着き、犬を車に乗せて、人はそのまま砂の美術館を散策して砂のモニュメントを堪能して、次の目的地は津山城址を経由して岡山城と後楽園、結構強行軍ではありますが体調は何故か万全で、この一年での体調改善といっても特別に何かをした訳ではなく、信頼できる医師に出会ったこのことが最大の原因では無いかと思っています。ガックリと落ち込むほどの疲労感と頭痛に悩まされていたのですが、何故か雲散霧消減・元気溌剌リポビタンDという感じなんです。それじゃぁとキャンピングカーも手に入れて少し動き回ってみようかと、こんな暴挙を企てているんです。我が居合の同志の医師2人には感謝してもしきれない思いなんです。さて、話は軽キャンふくろう号で行くに戻しましょう。

岡山城に後楽園、隣接する施設でしたが、岡山城の堀端の駐車場に車を止めて、まずは岡山城へ天守は犬と家内を置いて一人で上りましたが、城は現存時のままに復元をされているとか大きな威容を誇る綺麗なお城です。場内を散策して車に戻り再度後楽園に車を移動、実はお城から直接入れるルートが有ったようですが、そこは知らぬが仏というか、まあ正門から入ろうということで、入園ここでも犬は入れないということで留守番、日本庭園を夫婦二人で岡山名物黍団子など食べながら、散策して、つぎは、今日のお風呂を探すことに、入り口近くのお土産屋さんで情報収集して、地元の人が良くスーパー銭湯を紹介してもらって、車移動、お風呂にも入ってスッキリとして、そこで食事も済ませて、本日の宿泊予定地、岡山吉備SAに向かって高速に乗り、就寝。

さて4日目は眼覚めて、犬の散歩をSAで済ませて、いざ備中松山城へ、
備中松山城は日本一高い所にある城ということで、向かいますと駐車場で車を置いて歩くのかなと思いきや、なんとそこからバスで狭い山道をヒヤヒヤしながら10分ほど、ここは一般車両は通行止めになっていました。しかし、我々は犬連れです。幸い小型犬なので1人1匹づつ抱っこして乗せて頂きました。さて、バスを降りてからは徒歩で600mと書いてあったように記憶しますが、山道ですし階段です。人よりも元気なのは犬たちでしたが、一歩一歩踏みしめて登り切り、備中松山城に到着、ここも現存する天守12の内の一つでこの険しい山城で有った為に戦火を逃れて現存できたのかなと思いました。外に犬は繋いで城内は夫婦で散策、ここも木のぬくもりと歴史を感じて、継続して行く為の木部の補修などこれからの保存の為の伝承される技を感じながら、山を下りてきました。今は車で何処へでも、その恩恵に預かってもおりますが、昔を偲ぶとやはり大変だよなぁと古人の逞しさを感じずにはいられません。その後、城下町に降りてきて武家屋敷や景観保存地区を散策して岡山を後にして高速に乗り帰宅の一路。
今回は島根・鳥取・岡山を周遊いたしましたが、景色はまだ八重桜が散らずにしっかりと咲いていて山肌にまだ桜も自己主張して残っていたりと春の真っ只中を走り抜けたような思いです。天候にも恵まれて、また出会う人々にも恵まれて、いい旅をさせていただくことに感謝してこの旅紀行を終わります。お世話になりました皆様に感謝です。